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: 美祢咲 すみれ
Ubuntuの楽しさ
PictureUbuntuも含め、LinuxというOSは、「サーバー用途として優れている」と思っている方がほとんどだと思うのですね。なので、デスクトップ版は使わず、サーバー版をMacやWindossのパソコンからリモート操作している、という方も多いと思います。VPSなんか、まさにそれですね。
ところで、アイキャッチ画像を見てください。これは、Ubuntu22.04LTSデスクトップ版をMacそっくりにカスタマイズしたものです。挙動はほぼほぼMacと同じです。Gnome Shell Extentionsをインストールするとか、多少手間はかかるのですが、気分がアガるのはかなりいいものです。
また、前回紹介したように、Windowsのような見た目(下図)にすることも可能です。
私がUbuntuが好きな大きな理由のひとつが、この、デスクトップのカスタマイズ性にあるのはたぶん間違いありません。
じゃあ、アプリケーションはどのくらい使えるのか、ということになるのですが、MSOffice製品などは使えないので、LibreOfficeなどで代用することになります。Outlookは使えないのですが、どんなOSでも使える「Thunderbird」というメール・スケジュール管理などができる高機能なアプリケーションがありますので、これを使えばあまり困りません。(Gmailなどにプロバイダなどのメールを取り込む機能もありますので、そちらもオススメです)
キャプチャ動画をするのに便利な「OBS Studio」のUbuntu版もありますし、ほぼほぼWindowsのできることはできます。ただし、フリーソフトなどには、Windows限定のものもよくありますので、そういったものばどうしても使いたい、といった場合は、
1 あきらめる
2 デュアルブートにする
3 仮想OSを使う
といった手段があります。1は説明の必要もありませんね。
2 は、WindowsなどのパソコンにUbuntuをインストールする際に、パーテーションを分けて、Windowsなども残しつつ、一部のパーテーション領域をUbuntuに使用するものです。パソコンを起動するときに「grub」という起動画面からどちらのOSを使用するか選択できます。逆に言えば「Ubuntuを使用しているときには、Windowsは使えない」ということになります。再起動してWindowsを選択し直すしかありません。
3 は、Windows等に「VMware Workstation Player」「VirtualBox」といった仮想OS用アプリケーションをインストールし、その仮想OS用アプリケーションにUbuntuをインストールする、という方法です。この場合、Windowsを使用しながらUbuntuを使用とすることが可能です。
ただし、3の場合、ホストOSとして使用するWindows等のメモリ領域をゲストOSとして使用するUbuntuが借用する形になるので、メモリに余裕がないと、デスクトップ用途としては、使い物にならなくなります。(ホストへの影響はゲストほどではないです)NetFlixなどが、カクカクしてしまったりします。サーバーとしてサイトを置いたり、WordPressをそこにインストールしたりするぶんにはあまり問題ありません。ホストOSのメモリが16G以上なら、Ubuntuもおそらくそこそこ動くのではないでしょうか。ちょっとUbuntuをデスクトップ用途として楽しみたい、という方にはオススメです。
なお、デフォルトのデスクトップ画面(下図)も、独特のセンスがあって、個人的には嫌いではありません。
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